複数の取引所でNXPCが上場──取引高10億ドルで価格は115%急騰
  • NXPCは、ローンチ後3時間で全取引所における取引高が10億ドルを超えた。
  • 時価総額は115%上昇して5億5000万ドルに達した。完全希薄化後価値は32億ドル。
  • NXPCはバイナンスのアルファプラットフォームの対象だった。このプラットフォームでは、ユーザーはポイントを貯めるとトークンを請求できる。

バイナンス(Binance)や韓国のコインワン(Coinone)などの複数の取引所がネクスペース(NXPC)を上場させた。これにより、取引開始後3時間で10億ドル(約1450億円、1ドル145円換算)の取引高を記録し、価格は115%急騰した。

ネクスペースは、韓国のゲーム開発会社ネクソン(Nexon)のブロックチェーン部門で、オンチェーンのアイテム所有権を特徴とするPC向けロールプレイングゲームを展開している。

バイナンスアルファ(Binance Alpha)で187アルファポイントを貯めたユーザーは、198NXPC(現在価格で629ドル相当)を請求できる。ポイントは、バイナンスの取引所またはバイナンスウォレットで暗号資産(仮想通貨)を保有することで貯められる。

バイナンスアルファは、ポイントを貯めることで新規発行トークンをユーザーに配布するサービスだ。12月には、同プラットフォームの中国のソーシャルメディアチャンネルが今後発行される可能性のあるトークンのリストを意図せず投稿し、トークン価格が急騰した後に暴落する騒動が発生していた。

NXPCは、時価総額5億5000万ドル(約798億円)、完全希薄化後価値(FDV)32億ドル(約4640億円)で上場した。FDVは総供給量に資産価格を掛けて算出されるが、時価総額は流通供給量のみで計算する。

10億ドルの取引高のうち2億4000万ドル(約348億円)以上はバイナンスで発生しており、韓国の取引所アップビット(Upbit)も1億ドル(約145億円)相当の取引高を記録した。

|翻訳・編集:林理南
|画像:NEXPACE
|原文:Crypto Exchanges Flock to List NXPC, Token Surges 115% on $1B Volume