ビットポイント、「キャプテン翼」関連トークンTSUGTの取扱いを一部停止──流動性低下が影響
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栃山直樹

SBIグループの暗号資産(仮想通貨)取引所ビットポイントジャパンは6月16日、ブロックチェーンゲーム『キャプテン翼 -RIVALS-』で利用されるTSUGT(ツバサガバナンストークン)の購入と入金を一時中止した。
ビットポイントは理由について、TSUGTのグローバル市場における流動性が低下し、顧客への安定したサービス提供に支障が生じる可能性があるためと説明している。サービスの再開日時は「未定」とある。
人気漫画を題材とした『キャプテン翼 -RIVALS-』は、日本オンラインゲーム協会の発表によると、2023年にユーザーが最もプレイしたブロックチェーンゲームに選ばれた。
2024年9月にはTelegram版、2025年1月にはLINE版がリリースされ、Telegram版は約800万人、LINE版はリリースから2週間で140万人のユーザーを突破し話題となった。
TSUGTは、ゲーム内でのキャラクター育成に使用されるほか、保有者には限定NFTの配布といった特典が提供される。
同トークンは2023年11月にビットポイントへ国内初上場し、当時の最高値は約0.22ドル(約32円、1ドル=145円換算)を記録したが、現在は約0.001ドル付近で推移している。

なお、保有するTSUGTの売却および外部への出金は引き続き可能で、海外暗号資産取引所ではKucoinやGate.io、MEXCに上場している。
|文:栃山直樹
|画像:「キャプテン翼 -RIVALS-」オフィシャルサイトから(キャプチャ)