ビットコインの強気相場における潜在的な抵抗線は11万5000ドルか、それとも22万3000ドルか:テクニカル分析
  • 2017年の高値と2021年の高値を結ぶトレンドラインは、線形スケールのチャートでは約11万5300ドルに抵抗線があることを示唆している。
  • 一方、対数スケールのチャートでは、より信頼性の高い抵抗線が約22万3000ドルにあり、ビットコインの過去の成長パターンと一致している。

ビットコイン(BTC)市場のコンセンサスは、価格が過去2カ月間のうち1日を除いて10万ドルを上回っているにもかかわらず、依然として強気な見方が支配的だ。アナリストの抵抗水準の予測は14万ドルから20万ドル超の範囲に及んでいる。

このような水準を特定する一つの方法は、トレンドラインを使用することだ。トレンドラインは、価格チャート上の主要な高値と安値を結ぶ線であり、モメンタムや方向性の視覚的な手がかりを提供し、トレーダーがサポートやレジスタンス水準を特定するのに役立つ。

2017年の強気市場の高値である約2万ドルと2021年の高値である約7万ドルを結ぶトレンドラインを延長することで、売り圧力が浮上する可能性のある水準を特定することができる。

TradingViewのデータによると、記事執筆時点では、このトレンドラインは11万5300ドル付近に抵抗線があることを示している。

BTC's linear-scaled monthly chart. (TradingView/CoinDesk)
[BTCの線形スケールの月足チャート。:TradingView/CoinDesk]

このトレンドラインは12月と1月にも上値を抑える役割を果たし、調整局面へと向かわせて、4月には価格が約7万5000ドルの安値まで下落した。

対数スケールのレジスタンスは22万3000ドル

とはいえ、上記のチャートは線形スケール(または算術スケール)の月足チャートだ。絶対的な価格変動を示しているため、短期的なトレンド分析に適している。

しかし、潜在的なレジスタンス価格は、より信頼性の高い対数スケールのチャートに基づくものと比べると、やや不正確である可能性がある。対数スケールでは、大きなパーセンテージ変動が圧縮されて表示されるため、トレンドラインやレジスタンスの水準がより正確かつ意味のあるものになる。

対数スケールの月足チャートで2017年の高値と2021年の高値を繋ぐと、レジスタンスは11万5000ドルではなく、約22万3000ドルになる。対数スケールのトレンドラインのレジスタンスは、ビットコインの過去の強気相場における指数関数的な成長パターンとより整合性があると考えられる。

BTC's log-scaled monthly chart. (CoinDesk/TradingView)
[BTCの対数スケールの月足チャート。:TradingView/CoinDesk]

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin’s Potential Bull Market Resistance: $115K or $223K?

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