KDDI、産学官連携で学生NFTアーティストを育成──秋田公立美大の作品を「αU market」で展開へ

秋田公立美術大学、秋田市、およびKDDIは、三者が連携して進める「秋美NFTコレクション」プロジェクトの第二弾を2025年10月にリリースする。同大学の社会連携を担うNPO法人アーツセンターあきたが7月18日に発表した。

本プロジェクトは、同大学の学生および卒業生が制作したアート作品をNFTとして展開し、新たな創作と発表の機会を創出することを目的とする。

2024年度に開始した第一弾では、卒業生の作品を秋田市のふるさと納税返礼品として提供した。第二弾ではこの取り組みを拡充し、対象を在学生にも拡大する。

また、第二弾からは販売チャネルも追加される。従来のふるさと納税返礼品に加えて、KDDIが運営するNFTマーケットプレイス「αU market」での一般販売が開始される。「αU market」はクレジットカード決済に対応しており、暗号資産(仮想通貨)を保有しないユーザーも購入可能となる。

作品の選定にあたり、8月9日まで企画コンペが開催されている。学内外の専門家で構成される審査員によって8組程度の企画が採用され、KDDIのサポートのもとでブラッシュアップが行われた後、約80点のNFTコレクションとしてリリースされる計画だ。

|文:栃山直樹
|画像:リリースから