BTCマイナーのマラ、「オーバーウェイト」に格上げ、アイレンとライオットは格下げ:JPモルガン
  • JPモルガン(JPMorgan)は、マラ・ホールディングス(MARA Holdings)株の格付けを「オーバーウェイト」に引き上げた一方、アイレン(IREN)とライオット・プラットフォームズ(Riot Platforms)の株を「ニュートラル」に格下げした。
  • JPモルガンのレポートによると、ビットコイン価格の上昇とマイニング利益率の改善を反映させるため、すべてのマイナー銘柄の目標株価が引き上げられた。
  • JPモルガンは現在、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)関連事業に進出している企業よりも、純粋なマイニング事業に特化した企業を好む姿勢を示している。

米銀大手JPモルガンは、週の始まりに、一連のビットコイン(BTC)マイニング企業株の格付けと目標株価を見直した。

第2四半期の業績と、ビットコインネットワークのハッシュレートおよびビットコイン価格の変化を反映させるために評価の見直しを行なったJPモルガンは、マラ・ホールディングスの格付けを「オーバーウェイト」に引き上げ、目標株価を19ドルから22ドルに上方修正した。これは、17ドルをわずかに上回る7月25日の終値から、約30%の上昇を意味する。

一方、アイレンは「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げされたが、目標株価は12ドルから16ドルに引き上げられた。

ライオット・プラットフォームズも「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げされ、目標株価は14ドルから15ドルに引き上げられた。

オーバーウェイト評価のクリーンスパーク(CleanSpark)はJPモルガンのトップピックで、目標株価が14ドルから15ドルに引き上げられた。これは、12ドルをわずかに下回る25日の終値から約30%の上昇を意味する。

未評価のサイファー・マイニング(Cipher Mining)の新たな目標株価は、6ドルとなった。

「評価の見直しの中で、我々のカバレッジ範囲内における純粋なマイニング事業者をより支持することになった。彼らは相対的な価値が最も高く、ビットコイン価格の上昇から最も恩恵を受ける立場にあるからだ」と、アナリストのレジナルド・スミス(Reginald Smith)氏とチャールズ・ピアース(Charles Pearce)氏は述べた。

アナリストらはさらに、ビットコイン価格の上昇とマイニング利益率の改善を反映し、マイナーの目標株価を引き上げたと説明した。

ビットコインは当記事執筆時点で、11万8700ドル前後で取引されている。

|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Miner MARA Holdings Upgraded to Overweight at JPMorgan; IREN and Riot Cut to Neutral

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