サトシ・ナカモト像が行方不明に──ビットコインの生みの親を称える像、盗難か
  • スイスの都市ルガーノに設置されたサトシ・ナカモト像が行方不明になっているようだ。
  • 2024年に設置されたサトシ・ナカモト像は、ルガーノがグローバルなビットコイン・ハブを目指す取り組みの一環だった。
  • Satoshigalleryは、像の回収につながる情報提供者に0.1ビットコインの報奨金を用意している。

ルガーノに設置されたサトシ・ナカモト像──イタリア人アーティストのヴァレンティーナ・ピコッツィ(Valentina Picozzi)氏が考案した独創的な視覚的錯覚を活かしたアート作品──がなくなってる。

サトシ・ナカモト像は2024年10月25日、Plan Bが開催したビットコインフォーラムで公開されたもので、ルガーノがグローバルなビットコイン・ハブを目指す取り組みの一環として設置された。

盗難はXユーザーの@Grittoshiが最初に報告、同氏は像は近くにある湖に投げ込まれたのではないかと疑った。

ピコッツィ氏が運営するアートプロジェクト「Satoshigallery」はXで、像の発見に協力した者に0.1ビットコイン(BTC)の報奨金を用意していると述べた。

サトシはどこに?
ルガーノで昨日盗まれたサトシ・ナカモトの像の回収に協力してくれた人に、0.1BTCを提供します。
私たちのシンボルを盗むことはできても、私たちの魂を盗むことは決してできない。
温かいメッセージに感謝します。
私たちは皆、この問題にともに取り組んでおり、像を世界21カ所に設置することにコミットしています」

Satoshigallery Team

今年4月には、3体目のサトシ・ナカモト像が東京・四谷に開設された「Tokyo Bitcoin Base」に設置されている。

〈東京・四谷の「Tokyo Bitcoin Base」に設置されたサトシ・ナカモト像、撮影:CoinDesk JAPAN〉

関連記事:ビットコイン普及の新拠点「Tokyo Bitcoin Base」が四谷に誕生──訪日ビットコイナー交流の場に、サトシ像もお披露目

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:サトシ・ナカモト像(Satoshi Gallery)
|原文:Where is Satoshi Nakamoto? Statue Honouring the Bitcoin Creator Gets Stolen in Lugano