メタプラネット、137億円のビットコイン追加購入も株価軟調続く──社長「落胆の声、理解している」

メタプラネットは8月18日、ビットコイントレジャリー事業の一環として775ビットコイン(BTC)を追加取得したと発表した。

今回の購入における平均取得単価は1BTCあたり1772万23円で、購入額は137億3300万円。この追加購入により、同社のBTC総保有枚数は1万8888BTC、総購入額は2840億9700万円に達した。

ビットコインの保有数を積み上げる一方で、同社の株価は調整局面が続いている。

かつてはビットコインの追加購入発表が株価に影響を与えていたが、最近は同様の発表に対する市場の反応が限定的となっている。

同社の株価は6月19日に年初来高値となる1930円を記録後、下落傾向にあり、今回の発表後の終値は900円であった。

[メタプラネット株価推移:Google Finance]

この状況について、同社のサイモン・ゲロヴィッチ(Simon Gerovich)CEOは自身のSNSでコメントした。

同氏は「最近の株価下落に落胆の声があることは理解しています」と述べた上で、「長期的には『企業の本源的な強さ(ファンダメンタル)』が必ず評価される」との見解を示した。

さらに、2025年第2四半期に営業利益と純利益で過去最高を記録したこと、黒字かつキャッシュフローがプラスであることから「調達した資金の100%をビットコインの蓄積に充てることができます」と説明。株主数が12万8073名に拡大していることも報告している。

|文:栃山直樹
|画像:同社ウェブサイトから(キャプチャ)

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