LN Trends 2025年8月(vol.10)

暗号資産(仮想通貨)取引所bitbankを運営するビットバンクが公開した「LN Trends」最新号を転載してお届けします(LN:Lightning Network)。

Wallet of Satoshi、Spark導入でセルフカストディ型Lightningウォレットを試験提供

参照:Spark公式ブログ

概要:Wallet of Satoshi(WoS)は、Lightsparkが提供するSparkを導入し、セルフカストディ型Lightningウォレットのベータ版を開始しました。

従来のWoSはカストディ型でしたが、Sparkの採用により、ユーザーがバックアップフレーズによって資産を管理できる仕組みを実現しています。

説明:これまでWallet of Satoshiは、利便性を重視したカストディ型ウォレットを提供してきましたが、今回のSpark導入により、セルフカストディ型への対応を開始しました。

SparkはLightning Networkの複雑な運用を抽象化する技術で、ユーザーは特別な設定や管理を意識することなく利用することができます。実際の利用者は、ウォレットの内部でSparkが使われていることに気づかない仕様となっています。

この動きは、2023年11月に撤退した米国市場への再参入を視野に入れた戦略と考えられます。規制上の課題に対応しながらLightning Networkの普及を進める試みであり、今後の正式リリースに注目が集まっています。

Alby MCPサーバー、AIエージェントにLightning決済機能を追加

参照:Alby公式ブログ

概要:Alby MCPサーバーは、AIエージェントにLightning Network(LN)決済機能を組み込むためのインフラです。Nostr Wallet Connect(NWC)を利用し、ウォレット接続から支払いまでを自動化できます。これにより、AIエージェントが実世界での価値交換を行える環境が整います。

説明:Alby MCPサーバーは、MCP(Model Context Protocol)対応のAIエージェントに対し、LN決済機能を統合できる仕組みを提供します。NWCを活用することで、ウォレットの接続、インボイス生成、支払い、残高確認といった一連のフローをすべてエージェント側で自動化できます。

対象となるAIエージェントはClaude、Cursor、Cline、Goose、n8nなどで、これらに決済機能を付加することで、ギフトカードの自動購入、API利用料の支払い、有料コンテンツの取得といった実用的なユースケースが可能になります。

さらに、Albyは有料サービス提供者向けに「PaidMCP」のSDKも公開しており、エージェント経由での有料ツールやAPI提供をサポートしています(参考:Creating Paid MCP Servers with PaidMCP)。

Square、ビットコイン決済導入を開始した可能性

参照:当該Xポスト

概要:Squareは、ビットコイン決済の導入を開始したとみられます。Blockの執行役員やジャック・ドーシー氏がX(旧Twitter)上で発言しており、正式なアナウンスは未だないものの、ビットコインの決済導入に向けた動きが始まった可能性があります。

説明:2025年5月、Squareを運営するBlockは、ビットコイン決済導入計画を発表していました。この計画では、2025年後半に導入を開始し、2026年には条件を満たすすべての加盟店で利用可能にする方針が示されていました(参考:Block公式ブログ)。

今回、Blockの執行役員が「今日、ビットコイン受け入れのオンボーディングをする」と発表し、ジャック・ドーシー氏も「今日から始める」と投稿しています。具体的な開始範囲や対象加盟店は明らかになっていませんが、計画に沿ってLightning Networkを活用した決済インフラの準備が進んでいると考えられます。

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