慎重な見通しでBullishのカバレッジ開始:コンパス・ポイント
  • コンパス・ポイント(Compass Point)は、最近上場したブリッシュ(Bullish)に対し、「中立」の格付けと45ドルの目標株価でカバレッジを開始した。
  • アナリストのエド・エンゲル(Ed Engel)氏は、ブリッシュの株式は2026年の予測EBITDA(利払い前、税引き前、減価償却前利益)の110倍で取引されていると指摘した。
  • エンゲル氏によると、ブリッシュは、米議会が暗号資産(仮想通貨)市場の構造法案を可決するまで米国市場に参入する可能性は低く、それは2026年までかかる可能性があるという。

ウォール街の銀行・調査会社であるコンパス・ポイントは、暗号資産取引所ブリッシュのカバレッジを、「中立」の格付けと45ドルの目標株価で開始した。

アナリストのエド・エンゲル氏は、ブリッシュの低い手数料体系が将来的に、コインベース(Coinbase)の米国市場シェアを少しずつ奪うのに役立つ可能性があると信じているにもかかわらず、タイミングと株式の評価額に関する懸念を挙げた。

「議会が市場構造法案(CLARITY法)を可決するまで、ブリッシュが米国市場に参入することは考えにくい」とエンゲル氏は述べた。

しかし、米商品先物取引委員会(CFTC)と米証券取引委員会(SEC)の間の管轄権を明確にすることを目的とした法案であるCLARITY法は、2026年の上半期まで可決されない可能性がある。

たとえ可決されたとしても、厳格なことで名高いニューヨークのBitLicense制度が障害となる可能性があると、エンゲル氏は述べた。

規制当局は、ブリッシュが自動マーケットメーカー(AMM)を介して自社のマーケットメーカーとして機能することを可能にする同社のモデルを警戒する可能性がある。この仕組みは、利益相反の懸念を引き起こす可能性があると、エンゲル氏は指摘した。

現在の株価が2026年の予測EBITDAの110倍ということを考えると、「1〜2四半期以内により良い買いの機会があるかもしれない」と、エンゲル氏は述べた。

ブリッシュはまた、主にビットコイン(BTC)で構成される27億ドル(約4000億円、1ドル=148円換算)の暗号資産を保有しており、これにより同社株式のパフォーマンスはビットコインの価格変動と密接に結びついている。これは両刃の剣となる可能性があり、ビットコインの悪名高いボラティリティを思い起こさせると、エンゲル氏は指摘した。

エンゲル氏の掲げた45ドルという目標株価は、ビットコインが16万ドルに達すると想定し、ブリッシュが米国市場に参入する可能性が50%あると仮定している。それだけでも、1株あたり推定12ドルの価値を追加する可能性があると、エンゲル氏は述べた。

ブリッシュは8月、1株あたり37ドルで上場し、初日には急騰した後に68ドルまで下落して取引を終えた。

ブリッシュの株価は9月3日、4.6%安の59.20ドルであった。

|翻訳・編集:山口晶子
|画像:CoinDesk/Nik De
|原文:Bullish Gets Cautious Outlook from Compass Point

PR

ボーナスで始めるのにおすすめな国内暗号資産取引所3選

取引所名特徴

Coincheck
500円の少額投資から試せる!】
国内の暗号資産アプリダウンロード数.No1
銘柄数も最大級 、手数料も安い
無料で口座開設する

bitbank
【たくさんの銘柄で取引する人向け】
◆40種類以上の銘柄を用意
◆1万円以上の入金で現金1,000円獲得
無料で口座開設する

bitFlyer
初心者にもおすすめ】
◆国内最大級の取引量
◆トップレベルのセキュリティ意識を持つ
無料で口座開設する