- ビットコインは急上昇して11万3600ドルを突破し、強気の逆ヘッドアンドショルダーが裏付けられた。
- 強気派は50日単純移動平均線上の11万4700ドルで抵抗に直面する可能性がある。一方、弱気派にとっては11万ドルが突破すべき重要な水準となる。
アメリカの生産者物価指数(PPI)が予想より軟調だったため、ビットコイン(BTC)は11万3828ドル(約1651万円、1ドル145円換算)まで上昇し、今週注目されていた強気のチャートパターンである逆ヘッドアンドショルダーが裏付けられた。
このブレイクアウトは、12万4000ドルを超える史上最高値からの最近の反落の終わりと、より広範な上昇の再開を示唆している。このチャートパターンの安値とブレイクアウトしたネックラインの間の距離をネックラインの水準に加算する値幅目標の手法を使えば、ビットコインが12万ドル近くまで到達する可能性が示唆されている。
上向きになっている50時間、100時間、200時間単純移動平均線(SMA)が、強気の勢いが強まるのを支えている。さらに、日足チャートのMACDヒストグラムがゼロを上回ったことは、市場センチメントの前向きな変化をさらに裏付けている。
上昇方向では、強気派は注目度の高い50日SMA上の11万4700ドル付近で抵抗に直面する可能性がある。一方下落方向では、最近安値が切り上がった11万ドルが、弱気派が挑む重要な水準となる。

|翻訳・編集:林理南
|画像:逆ヘッドアンドショルダーのブレイクアウト(TradingView/CoinDesk)
|原文:Bitcoin Triggers Bullish Head and Shoulders Pattern. What Next?


