- ワールド・リバティ・ファイナンシャルのWLFIトークンは、流動性手数料を利用して買い戻しとバーンを行うという計画のコミュニティ承認を受けて、安定を維持している。
- WLFIは0.20ドル付近で取引されており、時価総額は54億ドル、1日あたりの取引高は約4億8000万ドルだ。
- トークンをバーンする提案は、イーサリアムと同様のデフレモデルの構築を目指し、99.48%の賛成票という圧倒的な支持を得た。
ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial)のネイティブトークンであるWLFIは、プロジェクトのコミュニティがプロトコルが所有する流動性手数料を買い戻しにあててバーンする計画を圧倒的多数で承認した後、安定した値動きを見せている。
WLFIは0.20ドル付近で取引されており、過去24時間で0.2%上昇、週間では7.8%上昇となっている。CoinGeckoのデータによれば、同トークンの時価総額は54億ドル(約7830億円、1ドル=145円換算)、1日の取引高は約4億8000万ドル(約696億円)だ。
このトランプ・ファミリー関連トークンは発行以来、約35%下落している。
アメリカ時間の11日遅くに提案されたこの案では、イーサリアム(Ethereum)、バイナンス・スマートチェーン(Binance Smart Chain)、ソラナ(Solana)上のWLFIの流動性ポジションから生じる手数料の100%を、WLFIの公開市場での購入に充てる。そして購入したWLFIは永久にバーンされる。この計画は流通供給量を縮小し、デフレ的性質を強化することを目的としている。
投票結果は圧倒的な合意を示した。賛成票は13億票以上(99.48%)で、反対はわずか0.12%だった。投票率は必要定足数の135%に達した。投票は9月19日に正式に終了する。
提案の支持者は、バーンを取引活動に連動させることで、トークンの使用と長期的な価値の間に整合性が生まれると主張している。
買い戻しとバーンの計画の可決が確実となったことで、WLFIは投資家の関心を初期のボラティリティから、イーサリアム(ETH)と同様の長期的な希少性モデルへと移行させようとしている。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:エリック・トランプ氏。Consensus 2025 in Torontoで撮影。(CoinDesk)
|原文:World Liberty Financial Token Holds Steady as Community Backs Buyback-and-Burn Plan


