三井情報は、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ、八千代市社会福祉協議会と連携して、八千代市エリアで地域エンゲージメントアプリとWeb3ソリューションを組み合わた実証実験を実施。地域資源(食品、ボランティア、資金)の可視化と効率的なマッチングによって地域住民のつながりを強化し、孤立や生活困窮に関する課題の解決を目指す。
実証実験では、三井情報が提供する地域エンゲージメントソリューション「MIALK(ミアルク)」にWeb3インフラを提供するFireblocks(ファイアブロックス)のソリューションを活用。八千代市社協が提供する「ゆいのわ八千代」(毎日の「ちょっとした困りごと」(買い物、ゴミ出し、子育て相談など)を解決し合う住民参加型生活支援サービス)の利用券「ゆいのわ券」を一部電子券化する。
電子券化された「ゆいのわ券」は、Web3の特性に基づいて分散的に管理・運営され、かつ自律的に地域内を循環する仕組みとなるため、域内の孤立する高齢者や生活困窮者支援への活用が見込まれ、持続可能な地域資源、特に資金面の循環が期待される。また外部への資源流失の防止も見込まれる。
さらに地域エンゲージメントアプリのユーザ投稿機能やスタンプラリー機能、拠点チェックイン機能を活用し、コミュニティアプリによる行動変容促進や、こども食堂などの地域交流拠点の可視化を目指す。
|文:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:ゆいのわ八千代を中心とした地域資源循環ネットワーク:リリースより
※編集部より:タイトル、本文を一部修正して更新しました。9月17日9時9分


