- ビットコインマイニング収益性は8月、ネットワークハッシュレートの上昇に伴い低下した。
- 米国上場のマイニング企業は7月に3598BTCをマイニングしたのに対し、8月は3573BTCであったとジェフリーズが報告。
- マラがグループの中で最も多くのビットコインをマイニングし、最高の稼働中ハッシュレートを維持したと同行は指摘。
投資銀行ジェフリーズ(Jefferies)は14日のリサーチレポートで、ネットワークハッシュレートの上昇により、ビットコイン(BTC)マイニングの収益性が8月に5%低下したと発表した。
「仮に1エクサハッシュ/秒(EH/s)のマイニング機材が稼働していた場合、8月には1日あたり約5万5000ドルの収益を生み出していた。7月は約5万8000ドル、1年前は約4万4000ドルだった」とジョナサン・ピーターセン(Jonathan Petersen)氏が率いるアナリストらは書いている。
ハッシュレートは、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)ブロックチェーン上でマイニングやトランザクション処理に使われる総計算能力を指し、業界における競争やマイニング難易度の指標となる。単位は1秒あたりエクサハッシュ(EH/s)で表される。
米国上場のマイニング企業は、7月に3598BTCをマイニングしたのに対し、8月は3573BTCであったとレポートは指摘し、これらのマイナーは8月にビットコインネットワーク全体の26%を占め、7月から変化がなかった。
マラ・ホールディングス(MARA Holdings)が70万5703BTCでグループの中で最も多くのビットコインをマイニングし、アイレン(IREN)がこれに続いたとジェフリーズは述べた。
マラの稼働中ハッシュレートは59.4EH/sで、依然としてグループの中で最高であり、クリーンスパーク(CleanSpark)が50EH/sで2位となっていると同レポートは付け加えた。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:Shutterstock
|原文:Bitcoin Mining Profitability Fell in August, Jefferies Says


