- OKXは、パクソス（Paxos）が発行するドル連動型ステーブルコインUSDGに対して、4.1%の利回りを提供している。
- この利回りは、ステーキングやロックアップの要件なしに毎週支払われる。
- この動きは、機関投資家や個人投資家の間でステーブルコインの採用が増加している中で、市場シェアをめぐる競争が激化していることを受けて行われた。
暗号資産（仮想通貨）取引所のOKXは、ステーキングのロックアップなしで、USDGに対して週払いで4.1%の利回りを提供すると発表した。
同社は9月23日、メールでの発表の中で、ステーブルコインの優位を巡る競争激化への対応策と説明した。
USDGは、ステーブルコイン発行者であるパクソスによってミント（発行）され、米ドルによって1対1で裏付けられている。
OKXは7月、グローバル・ドル・ネットワーク（Global Dollar Network）に加わった。現在、USDGをオンショアおよびオフショアのユーザーに提供しており、相場が静かな時期やトレーダーが遊休資金を預けているときに「還元してくれるドル」として売り込んでいる。
利回りはステーブルコインの主要な競争領域となっており、USDコイン（USDC）やUSDGのような法定通貨連動型オプションが、ダイ（DAI）のような分散型や、ペッグを維持するのに苦戦することで悪名高いアルゴリズムモデルと競争している。
OKXは23日の発表で、ステーブルコインを「暗号資産の結合組織」と表現した。
法定通貨のような伝統的な金融資産の価値にペッグされた暗号資産トークンであるステーブルコインは現在、暗号資産経済の大部分を支えており、決済、国境を越えた送金、およびDeFi戦略を支えている。
その重要性は、法定通貨と連動した価値を維持することにあり、これによりユーザーは、資金を暗号資産エコシステムから完全に引き出すことなく、よりボラティリティの高い暗号資産に対するヘッジを行うことができる。
｜翻訳・編集：山口晶子
｜画像：OKXの創業者兼CEOスター・シュウ氏（OKX）
｜原文：OKX Offers 4.1% Yield on USDG as Stablecoin Competition Heats Up
