- イーサリアムの次期アップグレード「Fusaka」は、1日朝の早い時間帯にHoleskyテストネットワークでのテスト運用が成功し、メインブロックチェーンでの稼働にさらに近づいた。
- ハードフォーク「Fusaka」は、イーサリアムの大型アップグレード「Pectra」からわずか数カ月後に実施され、イーサリアムを利用する機関のコスト削減を目的としている。
- 次の2回のテストネット実行は10月14日と28日に予定されている。これらが完了後、イーサリアム開発者はFusakaのメインネット正式ローンチの日程を確定する。
イーサリアム(Ethereum)の次期アップグレード「Fusaka」は、1日朝の早い時間帯にHoleskyテストネットワークでのテスト運用が成功し、メインブロックチェーンでの稼働にさらに近づいた。
ハードフォーク「Fusaka」は、イーサリアムの大型アップグレード「Pectra」からわずか数カ月後に実施され、イーサリアムを利用する機関のコスト削減を目的としている。Fusakaで導入される変更点の一つがPeerDASで、これはバリデーターがデータの大きな塊(ブロブ)ではなく、必要なデータの一部のみを確認できるようにする機能で、レイヤー2ネットワークとバリデーターの両方のコスト削減に役立つ。
Holeskyのようなテストネットワークは、開発者が新しいコードを実際のチェーンに導入する前に安全にテストできる練習場として機能する。2023年にローンチされたHoleskyは、バリデーターの設定がイーサリアムのメインネットと非常によく似ていることから、特に重要だった。だが、ここ数カ月でHoleskyは老朽化と信頼性の問題の兆候を見せ始めている。Fusakaは、ネットワークが終了する前に行われる最後のアップグレードであり、終了はFusakaがメインネットで稼働してから2週間後に予定されている。
次の2回のテストネット運用は10月14日と28日に予定されている。これらが完了した後、イーサリアム開発者はFusakaのメインネット正式ローンチの日程を確定する。
「Holeskyでファイナライズされた!Fusakaのメインネット実装、イーサリアム上のブロブ容量拡大に向けた素晴らしい第一歩だ」とイーサリアム財団(Ethereum Foundation)のDevOps(開発・運用)エンジニア、パリトシュ・ジャヤンティ(Parithosh Jayanthi)氏はXで述べた。
|翻訳・編集:廣瀬優香
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|原文:Ethereum’s Fusaka Upgrade Passes Holesky Test, Moves Closer To Mainnet


