- ブルームバーグのエリック・バルチュナス氏によると、ブラックロックのIBITは現在、運用資産額907億ドルで、ETF上位20位以内にランクインしている。
- 10月1日のビットコインの4%上昇は、2025年の日次パフォーマンス上位10位をわずかに下回る水準だった。
- ブラックロックのIBITには4億550万ドルの流入があり、これは8月14日以来最大だった。
ファーサイド（Farside）のデータによると、ビットコイン（BTC）を対象とするアメリカのETF（上場投資信託）への資金流入額は、9月10日以来最大の6億7580万ドル（約979億9100万円、1ドル=145円換算）を記録した。ブラックロックのiShares Bitcoin Trust（IBIT）は4億550万ドル（約587億9750万円）の流入でその大部分を占めた。これは8月14日以来最大の流入額で、純流入額は613億7600万ドル（約8兆8995億2000万円）に達した。この急増は、ビットコインが11万9000ドルを超え、前日比4%上昇した時期と一致している。
ブルームバーグ（Bloomberg）のシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス（Eric Balchunas）氏によると、IBITは運用資産額で初めてETF上位20位にランクインし、907億ドル（約13兆1515億円）に達した。2024年1月の設定以来、IBITは175%上昇している。
バルチュナス氏は、IBITが資産規模でトップ10入りするのはそう遠くないかもしれないと指摘し、それは2026年12月頃でないかとしている。「トップ10入りまでどれくらいかかるかと聞かれたことがある。それには500億ドル（約7兆2500億円）足りない。しかし、過去12カ月の推移が繰り返されれば、そう長くはかからないかもしれない。IBITは過去1年間で400億ドル（約5兆8000億円）を調達し、85%の上昇を見せたからだ。とはいえ、他のETFも成長しているので予測はつかない。強いて言えば、2026年のクリスマスの頃だろうか」とバルチュナス氏は述べた。
10月1日にビットコインは4%上昇し、2025年の日次パフォーマンスでトップ10入りをわずかに下回る結果となった。Veloのデータによると、過去1年間の平均では水曜日がビットコインにとって最も強気な日であり、木曜日が最も弱気な日となっている。
｜翻訳：CoinDesk JAPAN
｜編集：井上俊彦
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｜原文：BlackRock’s IBIT Enters Top 20 ETFs by Assets, Sees Biggest Inflow Since Mid-August
