- 蓄積トレンドスコアは0.62まで上昇し、8月以来初めて0.5を上回る持続的な数値となった。これは需要が再び供給を上回っていることを裏付けている。
- 中規模ウォレット（10～1000 BTC）は確実に蓄積モードにあり、個人投資家が徐々に参入する一方で、大口投資家が売り圧力の主な源泉であり続けている。
- ビットコインは今週のアメリカ取引時間帯に約8％上昇し、アメリカの投資家の強気なセンチメントが再燃していることを示している。
ビットコイン（BTC）は今週10%上昇した。これは、複数のウォレット保有者層が8月以来初めて、売却から蓄積へと切り替えたためだ。CoinDeskのデータによると、最大の暗号資産（仮想通貨）であるビットコインは10月2日に12万1000ドルを超え、8月14日に記録した最高値以来の高値を記録した。
Glassnodeのデータによると、15日間の蓄積と売却の相対的な強さを測る蓄積トレンドスコアは0.62に上昇した。
この値は中立閾値である0.5を上回っており、市場参加者が全体として売却よりも購入に動いていることを示している。1に近いほど買い増しの動きが活発であることを示し、0に近いほど売却の動きを示唆する。
コホート別に見ると、100～1000BTCを保有するウォレットは、先週コインを売却した後、急速に買いに転じている。10～100BTCを保有するウォレットも再び買い増しを始めている。10BTC未満の個人投資家は、売却を大幅に減速させ、購入の兆候を見せ始めている。
一方、1万BTCを超える残高を持つ大口投資家は、依然として売却に大きく動いており、8月から続いているトレンドを継続している。
こうしたウォレット行動の変化に加え、アメリカ市場では注目すべき強気の取引パターンが出現している。 Veloのデータによると、ビットコインは9月27日から10月2日までアメリカ取引時間中に一貫して上昇し、このセッションだけで約8％上昇した。
｜翻訳：CoinDesk JAPAN
｜編集：井上俊彦
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｜原文：Accumulation Trends Strengthen as Bitcoin Breaks Through $120K
