- 短期保有者は現在、ビットコインの流通供給量の約18%を保有しており、以前のピーク時の22%および20%から減少している。
- 2024年以降の各サイクルは、短期保有者からの投機的な関心が減少していることを示している。
Glassnodeのデータによると、ビットコイン(BTC)短期保有者は、7月以降に保有量に約45万BTCを加え、現在約260万BTCを保有している。
短期保有者は、過去155日以内にビットコインを購入した投資家として定義されている。
この増加は、2024年の初め以降で3度目となる、短期保有者の活動の上昇サイクルを示しており、通常、ビットコイン価格の局所的な高値を示すものである。
最初のピークは、ビットコインが3月に当時の史上最高値7万3000ドルを記録した直後の2024年4月に発生した。
2番目のピークは2025年1月に到来し、当時の11万ドルという史上最高値と一致し、そして最新の3番目のピークは、12万6000ドルという最新の最高値更新に続いた。
各サイクルごとに短期保有者数が減少しており、市場全体の熱狂と投機的行動が徐々に収束しつつあることを示唆している。
Glassnodeのデータによると、これら3つのピークを通じて、短期保有者の保有量が総流通供給量に占める割合は、22%から20%に減少し、現在は約18%で推移している。
2025年第1四半期の初めには、短期保有者は280万BTCを保有していたが、ビットコインが7万6000ドルに下落したため、保有量は約210万BTCに減少した。これは、4月に見られた売り圧力の主要な推進力が短期保有者であったことを示している。
対照的に、長期保有者は、ビットコインが保ち合い局面に入った7月以降に約25万BTCを放出してポジションを減らし始め、現在1450万BTCを保有している。
ビットコインが四半期の中でも歴史的に最も強い時期に入るにつれて、短期保有者の保有量は引き続き増加し、300万BTCを超えるという新しいサイクルピークを記録することが予想されている。
|翻訳・編集:山口晶子
|画像:ビットコイン短期保有者の保有量が全流通供給量に占める割合(青線、Glassnode)
|原文:This Trend Has Marked Local Tops in Bitcoin, but This Time May Be Different


