ビットコインETF、第4四半期に記録的な資金が流入する見込み:ビットワイズ
  • 第4四半期終了時点のビットコインETFへの年間流入額が、1年目に記録した360億ドル(約5兆5080億円、1ドル153円換算)を上回ると、ビットワイズは予想。
  • モルガン・スタンレーやウェルズ・ファーゴといった大手資産管理会社が暗号資産へのアクセスを開放し、新たな需要を生み出しているとレポートは指摘。
  • ビットコインの12万5000ドル超への急騰とディベースメント取引の増加が、年末に向けて力強い勢いを加速させていると、ビットワイズは述べた。

暗号資産運用会社ビットワイズ(Bitwise)によると、ビットコイン(BTC)ETF(上場投資信託)への資金流入は四半期ベースで過去最高を更新する見込みであり、機関投資家のアクセス拡大、マクロ経済の追い風の強まり、ビットコインの価格上昇により、第4四半期に流入額が急増すると予想している。

ビットワイズは今年初め、2025年のビットコインETFへの流入額が、1年目に記録した360億ドル(約5兆5080億円)を上回ると予想した。

9月までの累計流入額はすでに225億ドル(約3兆4430億円)を記録しており、力強い終盤となれば総額は1年目の水準をはるかに上回る可能性があると、ビットワイズは7日のレポートで述べた。

モルガン・スタンレー(Morgan Stanley)が、2兆ドル(約306兆円)の資産を管理する1万6000人のアドバイザーに対し、暗号資産への配分を許可した10月1日が大きなきっかけとなったと、ビットワイズの最高投資責任者(CIO)であるマット・ホーガン(Matt Hougan)氏はレポートで述べた。ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)も同様の措置を講じており、UBSやメリルリンチ(Merrill Lynch)といった他の銀行も追随する可能性がある。

こうしたプラットフォームは通常、段階的に動くが、アドバイザーからの需要は過去数カ月で高まったとレポートは述べている。

マクロ経済要因も勢いを加速させている。通貨価値が希薄化する中で金やビットコインを支持する、いわゆる「ディベースメント取引」は、2020年以降、米国のマネーサプライが44%急増したことを受けて主流となっているとホーガン氏は述べた。

ビットコイン価格上昇が流入を後押し

そして、ビットコインの急騰がそれをさらに増幅させている。この暗号資産(仮想通貨)は10万ドルを突破し、10月初旬に9%上昇して12万5000ドル超で取引された。世界最大の暗号資産は、本記事執筆時点で約12万3500ドルで取引されている。

歴史的に、価格急騰はETFへの新たな資金流入を呼び込んできたとレポートは指摘。

第4四半期はすでに好調なスタートを切っており、最初の4営業日で35億ドル(約5360億円)の純流入額を記録し、年初来の累計は259億ドル(約3兆9630億円)に達した。残り2カ月で過去最高記録を更新することは十分可能だと、レポートは付け加えた。

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:ビットワイズの最高投資責任者のマット・ホーガン氏(CoinDesk)
|原文:Bitcoin ETF Inflows Poised to Smash Records in Q4, Says Crypto Asset Manager Bitwise

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