- オープンシーのデビン・フィンザーCEOは、同社のSEAトークンが2026年第1四半期にローンチされ、トークン供給量の半分がコミュニティに割り当てられることを発表した。
- フィンザー氏によると、このトークンはオープンシーのコアエクスペリエンスに統合され、ユーザーはお気に入りのコレクションやプロジェクトにステーキングできるようになる。また、プラットフォーム収益の50%がSEAの購入に使用される予定だ。
- トークンの構造とタイミングに関する憶測が飛び交う中、期待が高まっていた時期を経て、今回のローンチが実現した。オープンシーにとって、サービスを拡大し、事業の重点をシフトする中で、新たな章の幕開けとなる。
オープンシー(OpenSea)は2026年第1四半期に、かねてより期待されていたSEAトークンの発行を開始すると、同社のデヴィン・フィンザー(Devin Finzer)CEOが発表した。
トークンの総供給量の半分はコミュニティに分配され、その大部分は初回請求(initial claim)で配布される。プラットフォームでの過去の活動実績があるユーザーや報酬プログラムの参加者は別途考慮されるとフィンザー氏はXで述べた。
今回の展開は、最大規模のNFT(非代替性トークン)マーケットプレイスとして知られるオープンシーの事業重点転換の一環だ。同プラットフォームの今月の取引高は26億ドル(約3900億円、1ドル=150円換算)を超えているが、その90%以上がトークン取引によるものだ。
フィンザー氏はさらに、SEAトークンがオープンシーのコアエクスペリエンスに統合されると述べた。ユーザーはお気に入りのコレクションやプロジェクトにトークンをステーキングできるようになり、ローンチ時にはプラットフォーム収益の50%がSEA購入に充てられる。
このトークンのリリースは、最初の発表から1年以上を経て実現した。発表以降、その構造やタイミングを巡る憶測が拡大し、ポリマーケット(Polymarket)のような予測市場での賭けも行われていた。フィンザー氏の発表を受け、今年中にSEAトークンが発売される確率は約40%から1%未満に低下した。
オープンシーはまた、モバイルアプリや永久先物取引のサポートなど、新たなツールの導入を進めているとフィンザー氏は付け加えた。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:OpenSea
|原文:OpenSea Confirms Q1 Launch for SEA Token With Half of Supply Allocated to Community


