ビットコインマイナーのライオット株、市場前取引で急騰──過去最高売上高と予想外の黒字
  • ライオット・プラットフォームズの第3四半期の純利益は、1億450万ドル(約160億9000万円、1ドル153円換算)で市場予想を上回り、前年同期の損失から黒字転換し、四半期売上高は過去最高の1億8020万ドル(約275億7000万円)。
  • ビットコイン価格の上昇に支えられ、調整後EBITDAは1億9720万ドル(約301億7000万円)に増加。
  • 同社は、テキサス州コルシカナのデータセンターキャンパスにおける112MW規模の開発を発表し、大規模で多角的なデータセンターおよびビットコインマイニング事業者になるための進化を強調。

ビットコイン(BTC)マイニング企業のライオット・プラットフォームズ(Riot Platforms)の株価は、第3四半期に過去最高売上高を記録し、予想外の黒字を計上したことを受け、市場前取引で5%上昇した。

純利益は1億450万ドル(約160億9000万円)、希薄化後1株あたりの利益は26セントであり、前年同期は1億5440万ドル(約236億2000万円)の損失、1株あたり54セントの損失だった。Zacks Equity Researchによると、同社は1株あたり12セントの損失を計上すると予想されていた。

売上高は前年同期比で2倍超の1億8020万ドル(約275億7000万円)となり、これは主にビットコインマイニング収益が9300万ドル(約142億3000万円)増加したことが寄与したと、ライオットは述べた。同社は第3四半期に1406BTCをマイニングし、1BTCあたりの平均コストは4万6324ドルだった。時価総額が世界最大の暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの価格は、当四半期中に6.4%上昇したことを米CoinDeskデータが示している。

コロラド州キャッスルロックに拠点を置き、大規模データセンターの開発と運営を行うライオットは、土地取得と設計完了のマイルストーン達成を受け、テキサス州コルシカナのデータセンターキャンパスにおいて、112メガワット(MW)規模のコア&シェル開発を開始することを発表した。

ジェイソン・レスCEOは、これらの進展は、同社が保有する土地と電力資産を活用し、大規模で多角的なデータセンター事業者へと変貌を遂げるための重要な一歩となるものだと述べた。

ライオットは1万9287BTCを保有しており(そのうち3300BTCは担保として保有)、その価値は9月30日時点で約22億ドル(約3366億円)相当だ。

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:Michal Bednarek/Shutterstock modified by CoinDesk
|原文:Riot Platforms Shares Jump Pre-Market After Posting Unexpected Profit on Record Revenue

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