- ロビンフッドの第3四半期の暗号資産取引収益は、前年同期比で300%超急増し、2億6800万ドル(約412億7200万円、1ドル154円換算)に達した。
- 同社は800億ドル(約12兆3200億円)相当の暗号資産取引高を処理し、予測市場やビットスタンプなどの新たな事業分野を追加した。
- 株価は好決算にもかかわらず下落したが、年初来では依然として大幅な上昇を維持。
ロビンフッド(Robinhood)は5日、第3四半期の暗号資産(仮想通貨)取引収益が前年同期比339%増となったことを発表し、同社がデジタル資産とグローバル市場への進出を加速させる中で、今年前半からの勢いを維持している。
ロビンフッドは当四半期に800億ドル(約12兆3200億円)相当の暗号資産取引高を処理し、暗号資産関連収益は前年同期の6100万ドル(約93億9400万円)から増加して、2億6800万ドル(約412億7200万円)に達した。調整後1株あたり利益(EPS)は、ウォール街が予想した0.53ドルを上回る0.61ドルとなった。総純収益は、予想の12億1000万ドル(約1863億4000万円)を上回り12億7000万ドル(約1955億8000万円)に達した。
株価は時間外取引で2%下落したが、年初来では約260%の上昇を維持している。
「第3四半期も収益性の高い成長を続ける好調な四半期となり、我々は事業の多角化をさらに進め、年間約1億ドル(約154億円)以上の収益を生み出す2つの新たな事業分野である予測市場とビットスタンプ(Bitstamp)を追加した」と最高財務責任者(CFO)のジェイソン・ワーニック(Jason Warnick)氏は述べた。「そして、10月に入り第4四半期も好調なスタートを切っており、株式、オプション、予測市場、先物取引において月間取引高が過去最高を記録し、信用取引残高も過去最高水準に達している」。
ロビンフッドの時価総額は現在1260億ドル(約19兆4040億円)に達しており、先週好決算を発表したコインベース(Coinbase)などの競合他社を上回っている。
同社は今年前半にビットスタンプを買収し、50カ国超で規制対応体制とユーザー基盤を拡大した。
|翻訳・編集:廣瀬優香
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|原文:Robinhood’s Crypto Trading Revenue Soared 339% in Q3 as Company Tops Street Earnings Estimates


