- FRBが利下げを行う確率は大幅に低下し、現在は30%となっている。
- 労働省は政府機関閉鎖の影響で10月の雇用統計を発表せず、政策決定を複雑化させている。
- 10月のFOMC議事録では、政策金利の据え置きか利下げかを巡って政策担当者の間で意見の相違があったことが明らかになった。
シカゴ・マーカンタイル取引所（CME）のFedWatchツールによると、米連邦準備制度理事会（FRB）が政策金利を25ベーシスポイント引き下げ、目標レンジを3.5～3.75%とする確率は30%低下した。これは、前日と1週間前の50%から低下し、1カ月前の98%からは大幅に低下している。
長引くデータ不足への懸念から確信は薄れ、政策決定者が十分な情報に基づいた判断を下すことがますます困難になっている。労働省は19日、最近終了した史上最長の政府機関閉鎖を理由に、10月の雇用統計を発表しないことを正式に認めた。
同時に、19日に発表された10月のFOMC議事録では、政策金利の据え置きか利下げかを巡って意見の深刻な分裂があったことが明らかになった。
ビットコイン（BTC）は本記事執筆時点で9万1700ドルで取引され、過去24時間で0.8%上昇した。
｜翻訳・編集：廣瀬優香
｜画像：CoinDesk
｜原文：Fed December Rate Cut Odds Collapse to 30%
