ブラックロック、ステークド・イーサリアムETFへの第一歩を踏み出す
  • ブラックロックはデラウェア州で「iShares Staked Ethereum Trust ETF」を登録した。これはステーキング型イーサリアムETFへの参入を意図する動きだ。
  • この登録は予備的な手続きであり、1933年証券法に基づく正式な申請ではない。
  • ブラックロックのこの動きは、ヴァンエックによる同様の登録に続くものだ。発行体はアメリカのETFへのステーキング組み入れに関する規制の明確化を待っている。

ブラックロック(BlackRock)がステークド・イーサリアム(ETH)現物ETF(上場投資信託)の立ち上げ競争に参入した。ブルームバーグ(Bloomberg)のシニアETFアナリスト、エリック・バルチュナス(Eric Balchunas)氏が引用した提出書類によると、同社は11月19日にデラウェア州で「iShares Staked Ethereum Trust ETF」を登録した。

登録は単なる第一歩であり、1933年証券法に基づく正式な申請ではないが、世界最大の資産運用会社が利回り付きイーサリアム商品の承認取得を準備していることを示している。

ブラックロックの動きは、ヴァンエック(VanEck)がリドのステークドETHに連動する類似の信託を登録してから数週間後のことだ。これにより発行体は、ステーキングがアメリカのETFに組み込めるかどうかの規制当局の見解が明確になった後の競争に備える態勢を整えた。

2024年に登場した最初のイーサリアム現物ETFは、ステーキングなしで発売された。アメリカ証券取引委員会(SEC)が発行体に対し、特定のステーキングサービスが未登録証券発行に該当する可能性があると指摘し、同機能を削除するよう求めたためだ。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:BlackRock Takes First Step Toward a Staked Ether ETF

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