HashPort(ハッシュポート)が、ステーブルコインでの返済に対応したクレジットカードの発行を11月21日から開始すると20日、日経新聞が報じた。
新たに提供される「ハッシュポートカード」は、次世代型クレジットカード事業を展開するフィンテック企業ナッジと連携して発行されるという。
最大の特徴は、クレジットカードの利用代金を日本円連動型ステーブルコイン「JPYC」で支払える点にある。利用者は万博終了後に刷新された「HashPort Wallet」(旧「EXPO2025デジタルウォレット」)を使用し、指定のアドレスへJPYCを送金することでカード代金の精算が可能となる。
サービス開始当初は手動での送金形式となるが、2026年前半までにはウォレット内のステーブルコイン残高からの自動引き落とし機能も実装される予定だとされている。
利用特典としては決済金額の0.3%がJPYCで還元されるほか、カードとウォレットのデータ連携による特典付与も計画されているという。
|文:栃山直樹
|画像:同社ウェブサイトから(キャプチャ)


