スターテイル・グループ(Startale Group)は米時間12月3日、ソニーグループが手がけるイーサリアムレイヤー2「Soneium(ソニューム)」で、ステーブルコイン「スターテイルUSD(Startale USD:USDSC)」を発行したと発表した。
ステーブルコイン発行プラットフォームを提供するM0と連携した取り組みで、Startale Appを通じて、Soneiumに安定性、スケール、流動性をもたらすという。
また、インセンティブシステムとして「STAR Points」も導入、ユーザーのエンゲージメントを加速させる役割を果たすとしている。
リリースによると、スターテイルUSD(USDSC)の主な特長は以下のとおり。
●Soneium(ソニューム)ネイティブの初の機関投資家グレードのデジタルドル
●Startale AppやSoneiumエコシステムのアプリ内でのスワップとトランザクションを支える安定した通貨
●ボールトで安全に保管でき、ユーザーは保有資産に対して報酬を得ることができる
Startale Group CEOの渡辺創太氏は「USDSCによって、ユーザーは収益を得て、交流し、取引することがいつでも簡単にできるようになる」「私たちはオンチェーン金融を、Startale App上のすべての人にとって直感的で、安全で、報酬を得ることができるものにしたいと考えている」とリリースに記している。
なお、12月1日にはソニー銀行が北米でステーブルコインを発行すると報じられた。
ソニー銀行は、ソニーフィナンシャルグループ(SFG)の中核を担う。SFGはソニーグループの完全子会社だったが、9月に東京プライム市場に再上場し、ソニーグループから独立している。
ソニーグループは、Soneium(ソニューム)を基盤にエンターテインメントに注力してステブルコインを発行。一方、ソニー銀行は金融サービスの一環としてステーブルコイン発行を視野に入れているようだ。
北米を舞台に「ソニー」のステーブルコインがどのような動きを見せ、連携などもあり得るのか、注目される。
|文:増田隆幸
|画像:リリースより


