ビットコイン、生産コスト付近で推移──強気/弱気ラインが狭まる
  • ビットコイン難易度回帰モデルは9万2300ドル付近に位置し、ビットコイン価格は現在この値に接近しており、価格が推定生産コスト付近にあることを示している。
  • このモデルはメトカーフの法則に基づく評価を基盤としており、この評価でもビットコインは適正価値付近にあるとされている。この評価は、ビットコインがバランスのとれた評価ゾーンで取引されているという見解を裏付けている。

checkonchainによると、ビットコイン(BTC)は難易度回帰モデルに密接に追従している。

このモデルは、ネットワークの全維持生産コストを推定する。マイニング難易度は主要な運用変数を全て単一の数値に組み込んでいるため、このモデルはマイニング難易度をマイニング価格の凝縮された指標として扱う。これにより、ハードウェア、エネルギー費用、物流に関する詳細な仮定を必要とせずに、業界全体の1BTCあたりの平均生産コストを推定できる。

このモデルは現在、約9万2300ドル付近に位置し、ビットコインの現物価格とほぼ一致している。ビットコインが8万ドル前後まで下落した際、一時的にモデルを下回ったが、その後モデル価格まで回復した。

価格がモデルを上回って取引されている場合、強気相場を維持する傾向があり、下回って取引されている場合は弱気相場に移行することがよくある。

2025年4月、ビットコインは約7万6000ドルまで下落したが、当時のモデル価格で正確に反発し、重要なサポートとして機能した。2025年の大部分を通じて、ビットコインはモデル価格の約50%のプレミアムで取引された一方、2024年の大部分ではモデル価格付近で推移した。

2022年の弱気相場では、ビットコインはモデル価格の最大50%のディスカウントで取引された。一方、それ以前の強気相場では倍数がさらに上がり、ビットコイン価格は2021年のピーク時にはモデル価格の2倍、2017年には5倍に達した。

ビットコインが資産として成熟するにつれ、2021年や2017年に見られたような水準に近いプレミアムは、過去のものとなったようだ。

全体として、このモデルはビットコイン価格が現在、生産コスト付近で推移していることを示唆しており、これは適正価値ゾーンと解釈できる。メトカーフの法則に基づく評価でも、ビットコインは約9万ドルの適正価値付近にあるとされており、この解釈を裏付けている。

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:ビットコイン難易度回帰モデル(Checkonchain)
|原文:Bitcoin Hovers Near Production Cost as Bull/Bear Line Tightens

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