コインベース、ステーブルコインベースAIエージェント決済ツールの最新版をリリース
  • コインベース(Coinbase)は、AIエージェント向けステーブルコインベース決済プロトコルの最新版をリリースし、自律型決済システムの拡張とプラグインを容易にした。
  • 新バージョンでは、ウォレットベースのID認証、自動API検出、動的支払い受取人機能、およびより多くのチェーンと法定通貨のサポートが追加された。

米国上場の暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは12月11日、AIエージェント向けステーブルコインベース決済プロトコルの最新版を公開し、自律決済システムの拡張とプラグインを一段と容易にしたと発表した。

「x402 V2」と名付けられたこのバージョンは、AIエージェント向け決済ツールを「実際の機能は何か」という段階から「次にどの既存サービスに組み込めるか」という段階へと進化させると、コインベースの担当者は説明した。

具体的には、x402 V2により開発者は、決済機能の統合、安全なウォレットアクセス実現、クリーンでモジュール式のデザインによる新機能追加が可能になると、コインベースは説明している。

コインベースのエンジニアは今年、自律型決済プロトコル「x402」をオープンソースで公開。さらに最近では、AIエージェント向けディスカバリーレイヤー「x402 Bazaar」(エージェント版Googleのような存在)を追加した。

コインベースは、x402 V2が単一コールの正確な決済を超えたプロトコル拡張を実現すると述べた。

「ウォレットベースのID機能(毎回のコールでの再認証を省略)、自動API発見、動的支払い受取人機能、CAIP(ブロックチェーン相互運用性のためのチェーン非依存改善提案)標準による複数チェーンと法定通貨のサポート、カスタムネットワークとスキーム向けの完全モジュール式SDKを追加した」と、コインベースは説明した。

コインベースによると、「これらすべてはx402を、『よりクリーンで拡張性が高く将来性のあるもの』とし、エージェントと人間の双方に向けた統一決済モデルとウォレットベースのアクセスを実現することを目的としている」。

|翻訳・編集:山口晶子
|画像:appshunter.io/Unsplash(CoinDeskが加工)
|原文:Coinbase Expands Reach of Stablecoin-Based AI Agent Payments Tool

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