1946年の創業以来、ニッケルなどの金属製品の販売を行ってきた東証スタンダード上場のエス・サイエンスは12月15日、商号を「エスクリプトエナジー株式会社(英文名:S Crypto Energy Inc.)」に変更すると発表した。変更予定日は2026年4月1日。
同社は7月より暗号資産(仮想通貨)投資事業へ参入しており、今回の変更は「暗号資産トレジャリー企業としてさらなる事業規模及び認知拡大のため」としている。
これに伴い定款の事業目的も刷新され、暗号資産の投資・運用、デジタル資産を用いたトレジャリー運用に関する助言業務、マイニングおよびブロックチェーンインフラの構築などが上位に追加された。
また同日、ビットコイン(BTC)投資枠の拡大も発表された。従来設定していた年間96億円の投資上限額を撤廃し、中期的目標として1000BTCの保有を掲げる。同社は既に約50億円規模のビットコインを取得済みとしている。
なお、同社は4月に「クリプトアセット事業開発担当室」を設立。「青汁王子」ことインフルエンサーの三崎優太氏が同室長に就任している。
|文:栃山直樹
|画像:同社ウェブサイトから(キャプチャ)


