シャンハイ後、引き出されるEHTはわずか:Nansen

イーサリアムブロックチェーンの大型アップグレード「シャンハイ」(別名「シャペラ」)では、バリデーターがステーキングしていたイーサリアム(EHT)が引き出せるようになる。

だがブロックチェーン分析企業ナンセン(Nansen)によると、イーサリアムが引き出される可能性はきわめて小さいようだ。シャンハイを前に、約4000のバリデーターがすでに14万1499ETH(約2億7000万ドル)の引き出しを待っている状態だという。

この数字は、ナンセンによるとステーキングされたETHの1%に満たないという。暗号資産取引所フォビ(Huobi)が約4万ETHの引き出しを待っており、最も多くなっている。

全バリデーターが一度に引き出しできるわけではなく、1日あたりの上限がある。「現在、1エポックにつき8人のバリデーターが引き出しでき、1日あたり約1800人に相当する」とナンセンのデータエンジニア、エドガー・ルータル(Edgar Rootalu)氏はCoinDeskに語った。

「シャンハイ」は、協定世界時4月12日22時27分(日本時間13日7時27分)頃に予定されている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:Shutterstock
|原文:Only a Tiny Amount of ETH Is Poised to Be Withdrawn After Ethereum Shanghai Upgrade, Nansen Says

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