SBIVCトレードとDMMビットコイン両社が発表、資産移管で基本合意

SBIVCトレードとDMMビットコインは12月2日、DMMビットコインが提供する暗号資産(仮想通貨)取引サービスの全ての口座および預かり資産をSBIVCトレードに移管することで基本合意したと発表した。移管は2025年3月を目途に実施される。

DMM ビットコインが現在取り扱っている暗号資産現物取引14銘柄については、SBIVCトレードが預かり資産の移管受け入れまでに取扱いを開始する予定だという。移管完了後、DMMビットコインは廃業する。

本合意に至った経緯についてDMM ビットコインは同社ホームページで「暗号資産の不正流出に関し、当社は調査を続けております。この間、暗号資産の出庫処理や現物暗号資産の買い注文の受付などのサービスの利用を制限して参りましたが、このような状況が長引くことは、お客さまの利便性を大きく損なうと判断いたしました」と説明。

2024年5月31日に482億円相当のビットコイン(BTC)不正流出が発覚。9月には金融庁から業務改善命令を受けていた。再建に向けた取り組みを進めてきたものの、事業継続は難しかった。

|文:栃山直樹
|画像:リリースから

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