メタプラネットは8月25日、ビットコイントレジャリー事業の一環として、新たに103ビットコイン(BTC)を追加購入したことを発表した。
購入額は17億3600万円で、1BTCあたりの平均購入価格は1685万6833円である。この取得により、同社のBTC総保有枚数は1万8991 BTC、累計購入総額は2858億3300万円に達した。
今回の103BTCという取得数量は、同社の購入としては小規模である。同社は2025年5月に入ってから、一度に1000BTCを超える規模での買い増しを複数回実施するなど、大規模な取得を継続してきた。
公表されている保有状況の推移をみると、取得額が20億円を下回る規模での購入は総保有枚数がちょうど5000BTCに達した2025年4月24日の取得(約19.3億円)以来、およそ4カ月ぶりとなる。

一方、この日、イーサリアム(ETH)が最高値を更新し4900ドルを突破した。一部のアナリストは、ビットコインの上昇モメンタムが弱まる一方で、取引所におけるETHの供給量が減少する中で需要が高まっていると指摘。
市場の関心がビットコインから主要なアルトコインへとシフトしている可能性を示唆しており、こうした市場環境の変化がメタプラネットの購入戦略に影響を与えている可能性も考えられる。
|文:栃山直樹
|画像:同社ウェブサイトから(キャプチャ)


