米政府、経済データをブロックチェーンで公開する概念実証を開始
  • 米商務省は、主要な連邦経済データをブロックチェーン経由で公開するための試験運用を開始し、28日には9種類のブロックチェーンを通じてGDPデータを公開した。
  • ハワード・ラトニック商務長官は、この技術に関するドナルド・トランプ大統領のリーダーシップを称賛し、この動きは世界のリーダーとしてのアメリカの地位を確固たるものにするのに役立つだろうと述べた。

アメリカ政府は、28日に商務省が発表した国内総生産(GDP)データを最初の事例として、主要な経済データの配信にブロックチェーンを活用し始めた。GDP発表は、将来的に同様の活動をより多く行うための「概念実証」と位置付けられている。

ハワード・ラトニック(Howard Lutnick)商務長官は政府データ活用の新たなアプローチについての声明で、「我々は、アメリカの経済的真実をかつてないほど不変かつ世界的にアクセス可能にし、世界のブロックチェーンの中心地としての役割を確固たるものにしている」と述べた。

米商務省は、特定のブロックチェーンを優遇しないよう慎重に対応し、28日のデータをビットコイン、イーサリアム、ソラナ、トロン、ステラ、アバランチ、アービトラム・ワン、ポリゴンPoS、オプティミズム経由で公開し、発表の中でそれぞれのトランザクションハッシュを特定した。さらに、チェーンリンクとPyth経由でもデータを送信したとし、コインベース(Coinbase)、ジェミナイ(Gemini)、クラーケン(Kraken)といった取引所の協力を得たと述べた。

経済分析局がまとめた7月のGDPデータはPDFファイル形式で公開された。

ラトニック長官率いる商務省は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領による暗号資産(仮想通貨)とブロックチェーン技術の推進を「画期的な取り組み」と称賛した。

アメリカ政府は、労働省の雇用統計や消費者物価指数など、金融市場に大きな影響を与える多数の経済報告を定期的に発表している。

商務省は声明で、同省は「GDPのような将来のデータセットの公開範囲を革新・拡大し続けるだろう。他のブロックチェーン、オラクル、取引所の活用を取り入れていく」としている。

|翻訳・編集:林理南
|画像:ハワード・ラトニック商務長官(Jesse Hamilton/CoinDesk)
|原文:U.S. Government Starts Pushing Economic Data Onto Blockchains as ‘Proof of Concept’

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