オンド・ファイナンス、トークン化された米国株・ETFの取引サービスを開始──株式トークン化の流れ、加速
  • オンド・ファイナンス(Ondo Finance)は、トークン化された株式プラットフォームであるオンド・グローバル・マーケッツ(Ondo Global Markets)を立ち上げ、米国外の投資家に、100以上の米国株式およびETF(上場投資信託)へのブロックチェーン上でのアクセスを提供した。
  • この動きは、トークン化のトレンドが加速する中、ロビンフッド(Robinhood)、ジェミナイ(Gemini)、クラーケン(Kraken)などの多くの取引プラットフォームが、オンチェーン版株式の取引サービスを提供していることに続くものである。
  • オンド・ファイナンスは、2025年末までに1000以上の資産に拡大し、ソラナ(Solana)とBNBチェーン(BNB Chain)にもサービス提供を拡大する計画である。

オンド・ファイナンスは9月3日、オンド・グローバル・マーケッツと名付けられたトークン化された株式プラットフォームを立ち上げ、米国外の投資家に、オンチェーンで100以上の米国株式およびETFへのアクセス提供を開始した。

オンド・ファイナンスによると、2月に最初に発表されたトークン化された株式は、イーサリアム上で稼働を開始し、米国登録ブローカーディーラーが保有する証券に裏付けられている。

提供される商品には、アップル(Apple)やエヌビディア(Nvidia)の株式やQQQ ETFなどの暗号資産(仮想通貨)トークン版が含まれている。アジア太平洋、ヨーロッパ、アフリカ、ラテンアメリカの投資家は、取引日であれば24時間体制でトークンをミント(発行)および償還でき、基盤となる取引所の流動性にアクセスできる。このサービスは米国のユーザーは利用できない。

これらのトークンは、ウォレット、取引所、分散型金融(DeFi)プロトコルの間で自由に移動するように設計されている。オンド・ファイナンスはまた、ビットゴー(BitGo)、レジャー(Ledger)、チェーンリンク(Chainlink)、その他のインフラプロバイダーと提携し、展開をサポートしている。

オンド・ファイナンスは、今年末までに1000以上の資産に選択肢を拡大し、LayerZeroを活用した相互運用性により、ソラナとBNBチェーンにもこのサービスを拡大する計画であると述べた。

オンド・ファイナンスの創設者兼CEOであるネイサン・アルマン(Nathan Allman)氏は、「我々は、ステーブルコインが米ドルをオンチェーンにもたらすことで輸出しているのを見てきた」と述べ、「今、オンド・グローバル・マーケッツは米国証券に対して同じことを行っている」と続けた。

今回のローンチは、現実資産(RWA)のトークン化が暗号資産市場全体で勢いを増す中で行われたものであり、より広範なアクセスと流動性を追求して、米国債、プライベートクレジット、そして株式がブロックチェーンにもたらされている。

ロビンフッド、ジェミナイ、クラーケンやその他いくつかの暗号資産取引所を含む多くの取引プラットフォームや取引所が、過去数カ月でトークン化された株式を導入した。コインベース(Coinbase)とeToroも、株式取引をトークン形式で提供する計画を発表している。

しかし、一部の商品は、限定された株主権利や断片化された規制といった潜在的な問題に対する反発を招いている。

|翻訳・編集:山口晶子
|画像:Shutterstock
|原文:Ondo Finance Rolls Out Tokenized U.S. Stocks, ETFs as Equity Tokenization Ramps Up

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