クレディセゾン、73億円規模のWeb3特化ファンド「Onigiri Capital」を設立

クレジットカード「セゾンカード」を展開するクレディセゾンは9月16日、シンガポールを拠点とする海外コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を通じ、ブロックチェーン技術に特化したベンチャーキャピタルファンド「Onigiri Capital」を設立したと発表した。

ファンドの目標規模は5000万ドル(約73億円、1ドル=146円換算)で、設立時点で3500万ドル(約51億円)の資金を確保しているという。

このファンドは、同社の海外CVCであるSaison Capitalの活動を基盤としている。Saison Capitalは2019年の設立以降、アジアのFinTech事業者を中心に投資を行い、2021年からはブロックチェーン領域にも投資対象を拡大してきた。

Onigiri Capitalは、これまでの投資経験と知見を活かし、ブロックチェーン技術に関心を持つ外部の金融機関も投資家として参画できる形で運営されるという。

Onigiri Capitalの投資方針は、金融領域におけるブロックチェーン関連スタートアップへの資金供給に重点を置く。特に、ステーブルコイン、決済、資産のトークン化、DeFi(分散型金融)、金融サービスの5つの主要分野において、アーリーステージにある企業を主な投資対象とするとしている。

|文:栃山直樹
|画像:リリースから

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