ビットコイントレジャリー企業のメタプラネットは9月17日、同日開催の取締役会において、ビットコイン(BTC)関連事業に特化した完全子会社「ビットコインジャパン株式会社」を設立することを決議したと発表した。
同社によると、この新会社設立は、日本国内におけるビットコイン関連事業の拡大・強化戦略の一環として位置づけられている。
新会社は、これまでメタプラネットが手がけてきた、あるいは今後展開を予定しているビットコイン関連のメディア、イベント、サービスといった事業を集約する役割を担うという。
さらに、日本国内で認知度の高いビットコイン関連ドメインの一つである「Bitcoin.jp」を取得したことも合わせて明らかにされた。既に「Bitcoin.jp」にアクセスすると、メタプラネット社のウェブサイトへと遷移する。
新会社の設立は今月中を予定しており、資本金は1000万円。所在地は本社と同じ東京都港区の六本木ヒルズ森タワーに置かれる。
事業内容は、前述のドメイン「Bitcoin.jp」のほか、「Bitcoin Magazine Japan」や「Bitcoin Japan Conference」などを含む、メディア、イベント、プラットフォームの運営となる。
代表者には、親会社メタプラネットで代表取締役社長を務めるサイモン・ゲロヴィッチ氏が就任する。
また同社は同日、ビットコインインカム事業を拡大するため、米国フロリダ州マイアミ市に新たな子会社「Metaplanet Income Corp.」を設立することも発表した。この新会社は、デリバティブ取引などを含むインカムゲイン活動を専門に担う。
|文:栃山直樹
|画像:同社ウェブサイトから(キャプチャ)


