- 中国人民銀行の陸磊副総裁は、この動きを決済イノベーションにおける「歴史的必然」の一部と位置付けた。
- 中国による中央銀行デジタル通貨の推進は、同国がトークン化への取り組みにブレーキをかけた後に始まった。
中国は、自国のデジタル通貨の世界的な展開拡大を目指し、静かに大胆な一歩を生み出した。
サウスチャイナ・モーニング・ポスト (South China Morning Post)の報道によると、中国人民銀行(PBoC)は25日、中央銀行デジタル通貨(CBDC)であるデジタル人民元(e-CNY)の国際運営センターを上海に開設した。
PBoCの陸磊副総裁は、この動きを決済イノベーションにおける「歴史的必然」の一部と位置付け、より効率的で包括的かつ開かれた世界的なクロスボーダー決済システムを提供することを目指していると述べた。
この取り組みは、決済効率を高め、e-CNY統合に向けた広範な枠組みの構成要素となることを目的としている。
中国によるCBDCの推進は、同国がトークン化への取り組みにブレーキをかけた後に始まった。今週初め、中国証券監督管理委員会は一部の証券会社に対し、香港における現実資産(RWA)トークン化事業を一時停止するよう警告した。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:Excellentcc/Pixabay/Modified by CoinDesk
|原文:China Inaugurates Digital Yuan Operation Centre to Push CBDC Integration: Report


