- アブダビ農業・食品安全局は、農地本来の用途に相反するとして、同首長国内の農場における暗号資産マイニングの禁止を再確認した。
- 暗号資産マイニングが発覚した農場には、10万ディルハム(約400万円、1ディルハム40円換算)の罰金などの罰則が科され、再犯の場合は罰金が倍増する。
- この禁止措置は、暗号資産マイニングがエネルギー需要に重大な影響を与えることが知られていることを受け、エネルギー消費を規制する広範な取り組みの一環だ。
アブダビ農業・食品安全局(ADAFSA)は、同首長国内の農場における暗号資産(仮想通貨)マイニングの禁止を再確認し、違反者には厳しい罰則と政府サービスの提供停止を科すと警告した。
この措置は、既存の農業規制では認められていないデジタル資産マイニングに、土地と電力を転用している農場が最近発覚したことを受けたものだ。
ADAFSAによると、こうした活動は、作物の栽培と家畜の飼育に限定される農地本来の機能と相反する。
マイニング行為が発覚した農場には10万ディルハム(約400万円)の罰金が科され、再犯の場合は罰金が倍増する。ADAFSAは罰金に加え、電力供給を停止し、設備を没収し、農業支援プログラムへのアクセスを停止する。
所有者と借用者の両方が違反者となり、違反者はさらなる措置のために他の当局に通報される可能性がある。
暗号資産マイニングによるエネルギー需要は、世界中で禁止措置を誘発している。昨年末、ロシアはエネルギー消費を理由に10地域で6年間の禁止措置を課した。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:Taylor Vick/Unsplash
|原文:Abu Dhabi Bans Crypto Mining on Farms, Citing Energy Use


