- ビットコインの最近の暴落で、2017年と2021年のそれぞれの高値を結ぶ重要なトレンドラインを上回る上昇を維持できなかったのは3度目となった。
- 月次チャートと日次チャートは弱気バイアスを示している。
「一度は偶然、二度は偶然の一致、三度はパターン」ということわざを誰もが聞いたことがあるだろう。
この古いことわざはビットコイン（BTC）市場に完全に当てはまる。10日金曜日の暴落で、2017年と2021年のそれぞれの高値を結ぶ重要なトレンドラインを上回る上昇を強気派が維持できなかったのは三度目となり、10万ドル（約1500万円、1ドル150円換算）を下回るさらなる下落の可能性を高めている。
この水準の上抜けを維持できないことが繰り返され、根強いレジスタンスが浮き彫りになっている。これは、このトレンドラインが今やこのサイクルにおける強気の強さの限界を決定づける可能性のある重要な戦場となっていることを示唆している。CoinDeskは1カ月前にトレンドラインのレジスタンスに言及し、強気派が二度もこの水準を上回る上昇を維持できなかったことを指摘した。
7月、8月、10月のローソク足の長いヒゲは、トレンドラインを上抜けた強気派の疲労を示している。
同時に、月足チャートのMACDヒストグラムは依然としてプラスであるものの、ビットコインが初めて10万ドルを突破した昨年12月から今年1月にかけての期間よりも低く、上昇モメンタムの弱まりを示している。
以下の日足チャートも弱気な状況を示している。
拡大するチャネルのレジスタンスからの急激な反転が、標準期間（12、26、9）および長期（50、100、9）のMACDヒストグラムの両方がマイナスになっていることと合わせて、レジスタンスが最も少ない経路が下方向であることを示唆している。
総合すると、月足チャートと日足チャートでは10万ドルを下回る水準への下落余地が示唆され、拡大三角形のチャートパターンの下限を試す局面にある。下落の過程では、10万7000ドルの200日単純移動平均線がサポートとしても機能する可能性がある。
強気派が一連の高値切り下げを無効化して弱気な見通しを覆すためには、12万1800ドルをブレイクする必要がある。CoinDeskのデータによると、本記事執筆時点でビットコインは11万4800ドルで取引されている。
｜翻訳・編集：林理南
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｜原文：Bitcoin May Tank to $100K as Friday’s BTC Crash Reinforced 2017–21 Trendline Resistance
