- スイは、ブリッジのプラットフォームであるオープン・イシュアランス上で構築された、米国準拠の報酬付きデジタルドルUSDsuiを発表。
- このステーブルコインはDeFi、ウォレット、アプリに統合され、ファントム、ハイパーリキッド、メタマスクのステーブルコインと相互運用可能。
- USDsuiは、月間2000億ドル(約31兆円)超のステーブルコイン取引を処理する、成長を続けるスイのオンチェーンエコノミーの基盤となることを目指す。
人気ブロックチェーンエコシステムのスイ(Sui)は、ブリッジ(Bridge)が最近導入したプラットフォームであるオープン・イシュアランス(Open Issuance)を用いて構築された、米国準拠の新しいステーブルコインUSDsuiをローンチする。
ストライプ(Stripe)傘下のブリッジは、複数のブロックチェーン間で機能するよう設計された規制準拠のデジタルドルを発行するためのインフラを提供している。
USDsuiはスイのネイティブステーブルコインとして機能し、ウォレットや分散型金融(DeFi)プロトコル、ネットワーク上に構築されたアプリケーションで利用可能になる。このトークンはファントム(Phantom)、ハイパーリキッド(Hyperliquid)、メタマスク(MetaMask)といったプラットフォームのステーブルコインにも接続される予定だ。
開発者にとって、USDsuiは、取引プロトコルからゲームエコノミーに至るまでさまざまな製品に、規制に準拠したデジタルドルを統合する手段を提供する。実際には、スイ上でゲーム内マーケットプレイスや送金アプリを構築する開発者は、USDsuiを使用することで、規制の範囲内で即時かつ低コストの決済を実現できる。
スイは2025年8月から9月の間に、4000億ドル(約62兆円)超のステーブルコイン送金を処理し、利用頻度の高さと、ネイティブで規制に準拠した資産に対する需要の高まりを示した。USDsuiに関連する収益は、スイのさらなる開発と成長を支援するためにエコシステムに再投資される。
「オープン・イシュアランスは、ステーブルコイン導入に伴う複雑さと長期にわたるスケジュールを排除する」とブリッジの共同創業者兼CEO、ザック・エイブラムス(Zach Abrams)氏は述べた。「これは、スイのようなプラットフォームが独自のステーブルコインを迅速かつ効率的にローンチできるよう設計されており、開発者がUSDsuiを基盤にどのようなものを構築するのか、楽しみにしている」。
|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:Sui(CoinDesk)
|原文:Sui Launches Native Stablecoin USDsui Using Bridge’s Open Issuance Platform


