Canton Network開発企業、ウォール街大手から戦略的投資を獲得
  • カントン・ネットワークを運営するブロックチェーン企業であるデジタルアセットは、BNY、ナスダック、アイキャピタル、S&Pグローバルから戦略的出資を受けた。
  • この投資は、伝統的な金融企業の間で、規制された相互運用可能なブロックチェーンインフラへの需要が高まっていることを示している。
  • カントン・ネットワークは現在、600の機関にまたがる6兆ドル(約930兆円、1ドル155円換算)超のオンチェーン資産をサポートしている。

カントン・ネットワーク(Canton Network)を運営するブロックチェーン企業、デジタルアセット(Digital Asset)は4日、ウォール街の暗号資産受け入れが進む中、伝統的金融機関大手4社から戦略的投資を確保したと発表した。

今回の投資ラウンドには、57兆ドル(約8835兆円)の顧客資産を管理する金融サービス企業のBNY、取引所運営企業のナスダック(Nasdaq)、金融情報企業S&Pグローバル(S&P Global)、ブラックロック(BlackRock)とブラックストーン(Blackstone)、JPモルガン(JP Morgan)が支援するフィンテック企業のアイキャピタル(iCapital)が参加した。デジタルアセットは、プレスリリースで投資額を明らかにしなかった。

今回の投資は、規制された市場向けに特別に構築されたブロックチェーン基盤に対する、伝統的な金融企業の支持が高まっていることを浮き彫りにしている。カントン・ネットワークは、金融機関が債券、ローン、ファンドなどのトークン化された現実資産(RWA)を、プライバシーと法的要件の遵守を維持しながら共有台帳上で発行、取引できるように設計されている。カントン・ネットワークは、分散化などのパブリックブロックチェーンの特徴と、伝統的金融が求める安全対策を組み合わせたものだ。

「金融エコシステム全体の金融機関は、規制された市場向けに構築されたブロックチェーンインフラの必要性を認識している」とデジタルアセットのCEO、ユヴァル・ルース(Yuval Rooz)氏は声明で述べた。

今回の投資は、デジタルアセットによる6月の1億3500万ドル(約209億2500万円)の資金調達ラウンドに続くもので、このラウンドはBNPパリバ(BNP Paribas)、トレードウェブ(Tradeweb)、ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)、DRW、シタデル・セキュリティーズ(Citadel Securities)といった大手企業が主導した。

デジタルアセットによると、カントン・ネットワークは現在、エコシステム全体で600を超える金融機関が参加しており、6兆ドル(約930兆円)のオンチェーン資産を誇る。

|翻訳・編集:廣瀬優香
|画像:デジタルアセットのユヴァル・ルースCEO(Digital Asset, modified by CoinDesk)
|原文:Canton Network Creator Snags Strategic Investment from Wall Street Giants

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