- クラーケンは、VIP会員向けにF1、サッカー、文化イベント、地域密着型の交流会など、一般会員には提供されていない「特別な体験」へのアクセスも提供している。
- VIP会員になるには、プラットフォーム上の平均残高が1000万ドル以上、または年間取引高が8000万ドル以上である必要がある。
アメリカで来年早々の上場を準備中の暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)は、超富裕層、洗練されたトレーダー、戦略的資本配分者を対象とした招待制のVIPプログラムを発表した。
クラーケンは、富裕層、ファミリーオフィス、個人顧客へのハイタッチサービス提供において生じているギャップを埋めようとしている。最近では、最大の暗号資産取引プラットフォームであるバイナンス(Binance)が、純資産1000万ドル(約15億5000万円、1ドル=155円換算)以上の顧客向けに「プレステージ」サービスを導入した。
プレスリリースによれば、クラーケンのVIPサービスは「高度な顧客サービスと卓越した体験」を特徴とする。各会員には専任のVIPリレーションシップマネージャーが付き、24時間365日のサポート、直接的なマルチチャネルアクセス、クラーケン全製品エコシステムへの先行アクセスが提供される。
VIP会員はさらに、製品・エンジニアリング・流動性・カストディ・インフラストラクチャー分野のクラーケンの専門家へのアクセス権を得られ、取引体験を強化する知見を得られるという。
クラーケンの共同CEOであるアルジュン・セティ(Arjun Sethi)氏は次のように述べている。「超富裕層の顧客は、スピードだけを求めて当社に来るのではない。自らの野心に匹敵し、真の規模を理解するパートナーを期待して来るのだ。クラーケンVIPは彼らのために構築された。暗号資産エコシステムにおいて他に類を見ない、前例のないアクセス、影響力、そして高次元の体験を提供する」。
クラーケンはVIP会員向けに、F1レース観戦、サッカー観戦、文化イベントや地域限定の親密な交流会への参加といった「特別な体験」へのアクセスも提供する。
クラーケンVIPの会員となるには、プラットフォーム上の平均残高1000万ドル(約15億5000万円)、または年間取引高8000万ドル(約124億円)が必要だ。
|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
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|原文:Kraken Launches High-Touch VIP Program for Ultra High Net Worth Clients


