- Strategy（ストラテジー）は先週、9億8030万ドルで1万645ビットコインを購入した。
- 今回の新規取得資金の大部分は、普通株売却で賄われた。
- ビットコイン保有総数は67万1268枚に増加し、取得総額は503億3000万ドル、平均取得単価は7万4972ドルとなった。
上場企業の中でビットコイン（BTC）を最も多く保有するストラテジーは、2週連続でビットコインの値下がり局面で積極的に買い増した。
ストラテジーは先週、9億8030万ドルで1万645ビットコインを取得。平均取得単価は9万2098ドルであった。
総保有数は67万1268枚に増加し、取得総額は503億3000万ドル（約7兆8000億円、1ドル＝155円換算）、平均取得単価は7万4972ドルとなった。
12月15日付の提出書類によると、今回の取得資金は主に、8億8820万ドル相当の普通株売却で賄われ、残りの大半は同社の優先株シリーズ「STRD」の売却によるものだった。
先週の購入は、約10億ドル相当のビットコインを2週連続で取得した点で注目に値する。ストラテジーはここ数カ月、ビットコインを継続的に購入してきたが、追加資金調達の制約から、ほとんどの週間購入量は比較的小規模だった。
少なくとも過去2週間、エグゼクティブ・チェアマンのセイラー氏らは株主価値希薄化の懸念を脇に置き、購入資金調達のため普通株の積極的な売却を進めてきた。
ストラテジー株は、プレマーケット取引で横ばいとなっている。
これとは別に、ストラテジーがナスダック100構成銘柄に留まることが発表された。
また、同社は先週、MSCI（モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル）が提案した、デジタル資産保有額が総資産の50％以上を占める企業をMSCIグローバル投資可能市場指数（Global Investable Market Index）から除外する方針に反論する書簡を送付した。
｜翻訳・編集：山口晶子
｜画像：ストラテジーのエグゼクティブ・チェアマン、マイケル・セイラー氏（Danny Nelson/CoinDeskが加工）
｜原文：Michael Saylor’s Strategy Made Second Consecutive $1B Bitcoin Purchase Last Week
