マイクロソフト「Outlook」に侵入したハッカー、仮想通貨を盗難:マザーボードが報じる

マイクロソフト(Microsoft)のアプリケーション「Outlook(アウトルック)」に侵入したハッカーが、Eメール機能を利用して仮想通貨を盗んでいたと、インターネットメディアのマザーボード(Motherboard)が報じた。

マザーボードが2019年4月30日に報じた記事によると、ハッカーは、ホットメール(Hotmail)やMSNなどの個人メールアカウントへのアクセスを可能にした後、マイクロソフトのカスタマーサポートスタッフのアカウントへの侵入を行なった。マイクロソフトは、メディアのテッククランチ(TechCrunch)に対してこの事実を認めた

今回のハッカー攻撃により、複数の被害者は仮想通貨が盗難されたと報告しているという。Jevon Ritmeesterと名乗る被害者の一人は掲示板の「Tweakers」で、同氏が利用する取引所クラーケン(Kraken)のアカウントがハッキングの被害を受け、約1BTC(約59万3000円:日本時間5月1日19時現在)のビットコインが失くなっていたと述べている。

Ritmeester氏の書き込みによると、クラーケンで使用していたパスワードは無効になっており、同氏がOutlookのEメールを確認すると、ログイン変更を知らせる複数の通知がゴミ箱で見つかった。また、同氏のOutlookは、クラーケンの文字を含む全てのメールが自動的にゴミ箱に移動するように設定され、さらにそれらのメールは特定のGメールアドレスに転送されるようになっていた。Ritmeester氏は、クラーケンのアカウントで2段認証の設定を行なっていなかったという。

Ritmeester氏はマザーボードに対して、マイクロソフトは今回のハッカーによる侵入に対して真剣に対応していないとし、警察に届け出ると話しているという。

他にもハッキング被害と仮想通貨の盗難を報告する投稿が確認されている。ユーザーネーム「Keats852」と称する投稿者は掲示板サイトのRedditで、ハッカーがEメールに侵入しメールを削除、25000の仮想通貨(通貨種類の記載はなかった)が失くなっていたと投稿した。

翻訳:CoinDesk Japan
編集:佐藤茂、浦上早苗
写真:Microsoft Outlook image via Shutterstock
原文:Microsoft Outlook Hackers Stole Crypto Using Victims’ Emails: Report