アプトス・ラボがマイクロソフト、ブレバン・パワード、SKテレコムと提携──金融機関のDeFi導入を支援

レイヤー1ブロックチェーンのアプトス(Aptos)を手がけるアプトス・ラボ(Aptos Labs)は、マイクロソフト、英ブレバン・ハワード、韓国のSKテレコムと提携し、金融機関向けにDeFi(分散型金融)へのゲートウェイを提供すると発表した。

パートナーシップでは、規制要件の支援、口座や取引のプライバシーを維持するツール、顧客情報(KYC)チェックのための組み込み機能など、エンドツーエンドの金融機関向けソリューションであるAptos Ascendを提供する。

今、多くのレイヤー1ブロックチェーンがDeFiと大手金融機関の間のギャップを埋めようとしている。アバランチ、ニア(NEAR)なども同様の試みでの企業提携を発表している。

プレスリリースによると、サービス提供には、Microsoft Azure(アジュール)とAzure OpenAIが使用されるという。

英ブレバン・ハワードは、業界におけるリーダーシップと専門知識を活用して、金融機関が顧客にデジタル資産管理やサービスを提供する機会を開発するとリリースには記されている。ボストン・コンサルティング・グループはソリューションの導入を支援する。

「SKテレコム、ブレバン・ハワード、マイクロソフトとのコラボレーションにおいて、Aptos Ascendは世界の金融機関、銀行、テクノロジー先進国のマネーマーケットに、今後何年も進化していくAptos上の分散型金融への効率の良い、規制を遵守した、安全で、スケーラブルなゲートウェイを提供していく」とアプトス・ラボの共同創業者兼CEO、モー・シャイフ(Mo Shaikh)氏は述べた。

アプトス・ラボは、フェイスブック(現メタ)が開発を中止したディエム(Diem、旧リブラ)を実現するために、元フェイスブック従業員が設立した。2023年8月、同社はマイクロソフトのAI(人工知能)テクノロジーを活用して、ツールとサービスを拡張すると発表した。

|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部
|画像:アプトス・ラボの創業者、モー・シャイフ(Mo Shaikh)氏とエイブリー・チン(Avery Ching)氏
|原文:Aptos Strikes DeFi Partnership With Microsoft, Brevan Howard, SK Telecom