米SEC委員長にゲンスラー氏、バイデン氏が指名

ジョー・バイデン次期米大統領は18日、米証券取引委員会(SEC)の次期委員長にゲーリー・ゲンスラー氏を指名した。

ゲンスラー氏は、オバマ政権で米商品先物取引委員会(CFTC)の委員長を務めた。MIT(マサチューセッツ工科大学)でブロックチェーンを教えるなど、暗号資産(仮想通貨)の分野に精通していると言われる。また同氏は、バイデン次期大統領の政権移行チームの一員にも加わっていた。

前SEC委員長のジェイ・クレイトン氏は12月23日に退任。エラッド・ロイスマン氏が委員長代理を務めていた。

バイデン氏は18日、消費者金融保護局(CFPB)の局長にロヒト・チョプラ氏を起用すると発表。チョプラ氏は現在、連邦取引委員会(Federal Trade Commission)の委員を務めている。

チョプラ氏は、フェイスブックが主導する暗号資産プロジェクト「リブラ(Libra)」を公に批判してきたことで知られている。リブラは現在、「ディエム(Diem)」に名称を変更している。

|翻訳:coindesk JAPAN編集部
|編集:増田隆幸、佐藤茂
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|原文:Gary Gensler Named as Joe Biden’s SEC Chair Pick