IBITのチャートは、ビットコインが今後30%上昇することを示唆:テクニカル分析

- IBITのチャートは、ブルフラッグのブレイクアウトを示している。
- このパターンは、BTCが今後さらに上昇することを示唆するものだ。
- あるアナリストによると、BTCのスポット価格も強気な展開を示している。
ビットコイン(BTC)の現物価格は11万1000ドルを超え、さらに30%上昇して14万ドルを超える可能性がある。
これは、ブラックロック(BlackRock)のナスダック上場のビットコイン現物ETF(上場投資信託)(IBITのティッカーで知られている)の日足チャートが示唆するメッセージであり、ブルフラッグ(強気の旗)のブレイクアウトを示している。
TradingViewのデータによると、BTC現物価格に密接に連動するように義務付けられているこのETFは7月9日に2.85%上昇し、5月の高値である63.70ドルを一時上回った。
この上昇は、今月初めに見られたフラッグのブレイクアウトを再確認するもので、5週間半続いた逆行調整が終了し、4月の安値からのより広範な上昇トレンドが再開したことを示す。
フラッグは強気相場の継続パターンであり、ブレイクアウトでは通常、アナリストは最初の上昇幅と同等の上昇価格を予想する。いわゆる「測定移動法」では、IBITとビットコインの現物価格の両方で少なくとも30%の上昇を示唆している。

テクニカル分析理論によれば、フラッグパターンの失敗率は低い。しかしながら、マクロ要因が悪化し、価格が調整局面に戻れば、このパターンは失敗する可能性がある。そのような動きは、強気な見通しを覆すことになるだろう。
ベテランチャートアナリストのピーター・ブラント(Peter Brandt)氏のXへの投稿によると、現時点でビットコインの現物価格も強気な展開を示しており、13万4000ドルへの上昇の可能性を示唆している。

|翻訳:CoinDesk JAPAN
|編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
|原文:This Chart Points to a 30% Bitcoin Price Boom Ahead: Technical Analysis