中国のビットコインマイナー、テキサス州に新施設を建設

中国・深セン市に拠点を置くビットコインマイニングのBIT Mining Limitedは、米テキサス州に新たなマイニング施設を建設する。

ビットコインマイニングプールのBTC.comを運営する同社は、マイニング施設を建設するための資金についての契約をマイニング機器メーカーBitdeerの子会社Dory Creekと締結した。

BIT Miningは、57メガワットの施設建設に2574万ドル(約28億円)を投資し、Dory Creekと共同で運営する。同社は電力の85%を「クリーンで二酸化炭素排出量の小さなエネルギーで発電する」としている。

BIT Mining(旧500.com)は4月にBTC.comの買収を完了させ、中国・四川省でビットコインのマイニング事業を行っている。

現在、北米におけるビットコインのマイニング施設に対する設備投資は、増加傾向にある。また、マイニングに使われる大量のエネルギー消費への批判が高まるなか、100%再生可能エネルギーの使用を目指すマイニング事業者が増えている。

中国政府も二酸化炭素の排出量削減を目的に内モンゴル自治区でのビットコインマイニングを制限しようとしている。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸、佐藤茂
|画像:Shutterstock
|原文:Chinese Bitcoin Mining Company Invests $25M in New Facility in Texas