米コインベース、インドで数百人採用──暗号資産学習用に1000ドル提供

米暗号資産(仮想通貨)取引サービス最大手のコインベース(Coinbase)は、インドの新拠点で「数百人」の採用を進めており、インセンティブとして1000ドル(約11万円)の暗号資産を提供している。

目的は、採用者に「暗号資産について学んでもらうこと」とコインベース・インドのパンカジ・グプタ(Pankaj Gupta)氏は7月2日、同社ブログに投稿した。

コインベースはエンジニア、テック技術者、起業家などインドの「ワールドクラスのコミュニティ」にコンタクトしたいと考えているとグプタ氏は書いている。

同社はインドの拠点を充実させるために「短期間に数百人のワールドクラスのエンジニアを採用」する予定で、現在20の職種で人材を募集している。

コインベースは3月、インドでの暗号資産全面禁止の可能性が懸念されるなか、同国南部のハイデラバードに拠点を開設する計画を発表した。

インド政府が仮に暗号資産を禁止しても(最近、その可能性は低くなっているようだが)、エンジニアリングとソフトウェア開発を中心とした業務であれば同社のインドでの計画は影響を受けないだろう。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:インド南部テランガーナ州の州都・ハイデラバード(Shutterstock)
|原文:Coinbase to Woo India Recruits With $1,000 in Crypto