変異株と同じ名前、暗号資産「オミクロン」が10倍に上昇

変異株と同じ名前、暗号資産「オミクロン」が10倍に上昇

世界保健機関(WHO)は11月26日、新たに検出された新型コロナウイルスの変異株を「オミクロン株」と名づけ、「懸念される変異体」に指定、ビットコイン(BTC)をはじめとする暗号資産市場は株式市場とともに下落した。一方、ほとんど無名の暗号資産が週末、10倍の上昇を記録した。

データサイトのcrypto.comによると「オミクロン株」と同じ名前を持つDeFi(分散型金融)プロジェクトのネイティブ暗号資産(仮想通貨)「オミクロン(OMIC)」は26日には70ドル付近だったが、28日には711ドルまで上昇した。

急騰は非合理性の最たるものだろう。つまり、名前が新型コロナウイルスの変異株と同じというだけで、価格が上昇した。

オミクロンは、イーサリアム・ブロックチェーンのスケーリング・ソリューション「アービトラム(Arbitrum)」上に構築されているが、新型コロナウイルスとはまったく関係なく、安全資産には程遠いものだ。

オミクロンの最大供給量は100万に制限されているが、メッサーリ(Messari)、crypto.com、CoinGeckoなどのデータサイトは、オミクロンの時価総額などの詳細情報は提供していない。この状況は、暗号資産市場のバブル的状況を示しているとも言えるだろう。

オミクロンは、ステーブルコインのUSDコイン(USDC)をはじめとする資産バスケットに裏付けられており、分散型取引所(DEX)のスシスワップ(SushiSwap)にのみ上場している。

オミクロンは現在625ドル付近。暗号資産市場も落ち着きを取り戻しており、ビットコインは26日、5万3800ドルまで下落した後、5万7500ドルまで回復している。

|翻訳:coindesk JAPAN
|編集:増田隆幸
|画像:オミクロンの価格推移(出典:Crypto.com)
|原文:DeFi Protocol Omicron’s Token Jumps 10-Fold After Namesake Covid Variant Emerges

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